美味しいマンゴーを全国に届けたい

当園では、「アップルマンゴー」と呼ばれるアーウィン種を約350本栽培し、年間1~3トンの果実を出荷しております。

マンゴーは7月から8月中旬にかけて収穫期を迎えますが、それまでには剪定、肥料散布、誘因、間引き、花吊り、摘果、袋掛けなど、年間を通して手入れ・管理が必要です。
本当に美味しいマンゴーを全国のお客様に楽しんでいただけるよう、一つひとつの作業を丁寧に行い、愛情を込めて育てています。

ミツバチ・養蜂との出会い

平成23年頃、ミツバチを越冬させるため沖永良部島を訪れていた大規模養蜂家の“師匠”と知り合い、マンゴーの受粉用としてミツバチをリースしてもらったのをきっかけに、養蜂業に取り組むようになりました。
それまではハエを使ってマンゴーを受粉させていましたが、ハエは寒さに弱く、さらにハエを発生させるためハウス内に腐敗臭が充満します。
そうした理由からミツバチ受粉に切り替えることを決めたのですが、最初は失敗の連続でハチを全滅させてしまったこともありました。
それでも諦めずに師匠の手伝いをしながら技術を学び、養蜂の楽しさと奥深さにふれ、養蜂家としての一歩を踏み出したのでした。

ミツバチは天候に左右されず、花から花へと飛び回りながら丁寧に受粉してくれる働き者です。
また副産物として、美味しくて栄養豊富なハチミツを私たちに届けてくれます。

当園では「ミツバチとともに」をキャッチフレーズに、自然への感謝の気持ちを忘れず、日々楽しくマンゴー栽培や養蜂、ハチミツ・ジャムの製造販売を行っています。

沖永良部島産ハチミツの特徴

ハチミツの味や香り、色はミツバチたちが訪れる花の種類によって変わります。

沖永良部島で採れるのは、シャリンバイやトベラといった複数の花を蜜源とする「百花蜜(ひゃっかみつ)」。
濃厚で力強い風味が特徴で、夏の厳しい暑さにも負けない植物の生命力を感じることができます。

また、冬季はフカノキを主な蜜源とする、ほんのりと苦味を感じる希少な「あまにが蜜」を味わうことができます。